0から始める農業 〜ノートを抱えて、トラクターに乗る〜

新規就農者、必読!新規就農を志した私の記録と農業の現実を紹介。

第0章 〜はじめに〜

 

「農業をやりたい」

 

そう思ったのは今から4ヶ月前の2016年12月始め。

ハウスの中に広がる世界に魅了された。





さて、第0章はこの日より前の記録を書こうと思います。

これから綴っていく新規就農への記録が、他の新規就農者の助けになればと幸いです。



 

まず、私は誰か?

高校時代は技術者を目指し工業高校に進学。資格取得や進学に向けて勉強していました。

しかし、趣味でやっていたバンド活動が楽しくなり、親の期待とは裏腹に音楽で飯を食っていく!と決断し、大学進学を断念。音楽専門学校へ...。

 

特に、バンド活動での目立った成果もなく卒業後帰省。

なんとか高校で取得した資格を生かし、地元の防災設備屋に就職。

 

 

 

仕事を順調にこなし3年が経った時、自分で何かやりたい!という野望が芽生え、友達のマッキーに相談しました。マッキーは幼稚園からの友達で、誕生日も同じ。

特に何がやりたいと決まっていたわけではなかったので、とりあえず私とマッキーは休みの日に趣味で小遣い稼ぎをすることを始めました。

それこそイベントや合コンを開催したり、屋台に出店したりと色々。

 

そんな中、ある日、駅前で果物を手売りしている人に出会いました。

彼は停車中の車にノックして果物を販売していました。

本当に売れるのかと半信半疑でしたが、興味本位で手伝ってみると驚くことに3台に1台が買ってくれました!


それならと思い、ニンジン農家とごぼう農家を探し、味は同じだが形や大きさに問題があるB級品を安く売ってもらい屋台で売ることにしました。期待通り、販売1時間で計30kgを完売。ここから仲卸に興味を持つことに...。