第0章 〜仲卸編〜
屋台での販売をきっかけに仲卸に興味を持ちました。
マッキーの知り合いで、仲卸会社D社の社長さんにお話を伺うことができ、またその紹介で、加工会社S社の社長さんにもお話を伺うことができました。
仲卸業界、市場事情、6次産業(生産・加工・流通・販売)について聞きました。興味深かったのは、若者が興味を持ったことに対し驚いていたことでした。
農業の現状として、後継者不足問題をよく耳にします。
そのための打開策で国は新規就農者の支援をしています。
市場の現状も同じで、以前のような活気が今の市場にはないとのことでした。
まず、私たちが取り組んだことの一つに、学校給食への参入があります。
流れは以下のようになります。
農家 → 八百屋・市場 → 給食センター → 学校
実際は、学校に届くまでにJAや加工会社を挟みます。
それなら、給食センターが欲している野菜を私たちが集めることが出来れば価格を抑えることが出来るのではないかと考えました。
しかし、学校給食に関する調査をしていくうちに結果として、輸送コスト・保管場所等の問題で実現することは出来ませんでした。
また、仲卸での問題点は野菜の価格が高騰した時に、生産側と販売側の間にいる仲卸が高騰の被害を受ける可能性があること。
試行錯誤の末、私たちは仲卸ではなく、私たちの生産者に興味を持つことに...。